デイトレードには、1時間足が適しています。
そして、デイトレードならばトレンドフォローがおすすめです。
この記事では、デイトレに最適な、1時間足を使ったトレード手法を紹介します。
初心者はトレードで利益を上げるためには
トレード回数を増やすことが必要だと考えてしまいますが
トレード回数を増やすこと
よりも
トレード利益を増やすこと
に、意識を向け、1時間足を使いましょう。
※トレード回数を増やすために、5分足チャートばかり見ていると、損切トレードを繰り返すことが多くなると思います。
デイトレードは1時間足トレードを基準にする
デイトレードをするなら、まずやることは、チャートを複数画面表示することです。
マルチタイムフレーム分析で、相場全体と詳細を把握できるようにします。
使用チャートはMT4をおすすめします。
MT4は動作が軽く
チャートにライン等を描写するのが簡単にできます。
簡単な操作で見やすいチャートであることが、最大のメリットです。
また、インジケーターの種類も非常に多く、移動平均線の設定など
設定できる項目は多岐にわたります。
今使っているチャートに不満がある人は、ぜひ、MT4をダウンロードしてください。
※証券会社によりMT4が使える業者と使えない業者があります。
口座開設するだけで、MT4は使えます。
MT4をダウンロードしたら
チャートは、四分割表示を、おすすめします。
僕の設定は、5分足、15分足、1時間足、4時間足(日足)です。
1時間足を基準に、トレードプランをたてます。
5分足は、エントリーのタイミングを計るのに使います。
4時間足は、基準とする1時間足よりも大きな流れを見るのに使います。
デイトレのプランは、1時間足のトレンドフォロー
1時間足を基準に、どのようなプランをたてるのか?
1時間足トレードには、2つのプランがあります。
①1時間足の波で、他者の(決済)損切注文が入る場所で、自分の(新規)注文を入れる
②1時間足の波で、他者の(決済)利確注文が入る場所で、自分の(新規)注文を入れる
FXはゼロサムゲームで、非常に大きな相場です。
自分の新規注文で、相場を動かすことは絶対できません。
だから、相場を動かす大勢の他者の注文に合わせて、自分の注文を入れます。
※大勢の他者の注文により、相場が動きます。
相場が動くタイミングで、自分の注文を入れて、利益を得ます。
相場は他者の注文で動く
相場は、人の注文で動きます。
相場を動かす大勢の他者の注文には、2種類あります。
①損切の決済注文
②利確の決済注文
※「他者の新規注文」でも相場は動きますが、「他者の損切注文」に着目します。
なぜなら、「他者の新規注文が入る場所」よりも「他者の決済注文が入る場所」の方が、わかりやすいからです。
1時間足のトレンドフォローは、5分足でエントリーする
まずは、一つ目のプラン。
他者の決済損切注文が入る場所を選定していきます。
まず、どこでトレードするかですが
デイトレで基準となる、1時間足で
トレンドが発生している時に
トレンドの押し目買い(戻り売り)が入るゾーン
でトレードします。
さらに、トレード箇所を絞り込みます。
1時間足でトレンドの押し目買い(戻り売り)が入るゾーンで
他者の決済損切注文が入る場所は
5分足の波が転換するところ
です。
※トレードで大事なのは、「手法」ではなく、「考え方」です。
「どう考えるか」によって、手法はいくらでも出てきます。
使えるかどうかは、自分でFT3(FT4)で検証しなければなりませんが。
5分足エントリーのやり方。波の転換5パターン
※1時間足で上昇トレンド発生時の条件です。
下降トレンドは、逆で考えて下さい。
①下降トレンドのラスラインをブレイク後、安値試しから反転上昇。
②下降トレンドのトレンドラインブレイク後、安値試しから反転上昇。
③下降トレンドのネックラインブレイク後、ネックラインの支えや、安値試しから反転上昇。
④下降トレンドのラスライン、ネックラインで、スクイーズしてから、上ブレイク。
⑤下降トレンドのトレンドラインで、スクイーズしてから、上ブレイク。
※ラスラインとは、上昇トレンドの高値を更新した最後の押し安値の水平線のこと。
最後の押し安値(戻り高値)がブレイクされるまでは、トレンドが継続すると考えます。
※②のトレンドラインブレイク後の反転上昇は、下降トレンドのラスラインまでの買いとする。
⇒ラスラインブレイクまでは、下降トレンド継続のため。
つまり、1時間足の波に、5分足の波が潰されたところでトレードすることになります。
1時間足が上昇トレンド、5分足の下降トレンドが崩れたところ
でトレードします。
※1時間足と5分足のトレンド方向が「逆」であることが、重要です。
1時間足が下降トレンドならば、5分足は上昇トレンドが崩れるところ。
FX初心者が5分足チャートばかりを見ていると、5分足の方向性(トレンド)に従おうとします。
しかし、たいていの場合は、
5分足の波が順調に進んでいるときよりも
5分足の波が順調に進まなくなった時の方が
値動きが大きくなります。
これがコツコツドカンで初心者が負ける要因の一つになっています。
それでは、実際のチャートに照らし合わせてみます。
1時間足トレードフォローのやり方
1時間足のトレンドフォローをします。
1時間足のトレンドフォローするためには
1時間足とは逆方向に進んでいる、5分足のトレンド転換を狙います。
5分足のトレンド転換の、5パターンを見ていきます。
①5分足のトレンド、ラスラインブレイク後の安値試しから反転
<1時間足チャート>
1時間足で上昇トレンド形成。
上昇トレンドのラス押し安値のライン(白線)を試したところで、反転しています。
黄色矢印で、買いエントリー。
5分足で細かく見ます。
<5分足チャート>
5分足は、1時間足で押し円買いが入るゾーンに到達。
※1時間足で押し目買いが入るゾーン=ラスラインを含むNゾーン
下降トレンドならば、逆Nゾーンになります。
5分足が下降トレンドを形成していましたが
下降トレンドのラス戻り高値(白線)を、ブレイクした後、安値を試しに下がっています。
安値を試しにいきましたが、下ヒゲ陽線の抵抗から反転。
このプライスアクションを、5分足のトレンド転換と考えて、買いエントリー。
ブレイク後の試し
これが、プライスアクショントレードの仕掛けの基本になります。
1時間足の押し目買いゾーンNとは?
トレンドを形成する場合、値動きは
上昇トレンドならN
下降トレンドなら逆N
になります。
上昇トレンドで、押し目買いが入るゾーンは、Nの部分です。
<1時間足チャート>
黄色のNゾーンが
押し目買いが入るゾーンです。
Nゾーンで押し目買いが入りますが、Nのどこで、5分足が転換するかは分かりません。
必ず転換するわけでもないです。
※1時間足の押し目買いゾーン(N)で、5分足のトレンド転換が起きた時のみ、トレードします。
エントリーのタイミングを掴むためには、FT3(FT4)で検証トレードをこなしていくしかありません。
FT3で練習して、自分なりのタイミングの取り方、エントリーのやり方を身につけましょう。
②5分足のトレンド、トレンドラインブレイク後の安値試しから反転
<1時間足チャート>
1時間足の波が上昇トレンド。
黄色矢印(下)のポイントが、5分足の転換です。
<5分足チャート>
1時間足の押し目買いゾーンに、5分足の下降波が到着。
5分足の下降トレンドは、トレンドライン(白線)をブレイクした後
安値を試しています。
下降トレンドラインをブレイクした後、安値試しで反転したことを、トレンド転換と考えます。
少し安値を更新しましたが、下ヒゲ陽線になって支持されていることが分かるので
ここで買いエントリーします。
これも、ブレイク後の試しです。
※今回は、下降トレンドラインのブレイクとともに、ラスライン(描写していない)もブレイクしています。
もし、トレンドラインのみのブレイクで、ラスラインをブレイクしていない場合は
ラスラインまでの買いにすること。
トレンドは、ラスラインが崩れるまでは継続するという原則を忘れないようにしてください。
1時間足の波を可視化する
<1時間足チャート>
1時間足の上昇トレンドの波のイメージです。
どんな波をイメージするか?
どんなラインで波を可視化するか?
は、人それぞれの裁量です。
正解はなく、人それぞれのトレード手法に合致するかどうかだけです。
自分なりの波のイメージを持てれば、それでOKです。
自分がトレードしたい波を可視化するようにして下さい。
③5分足のトレンド、ネックブレイク後、ネックの支えで反転or安値試しから反転
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンド。
赤線は、上昇トレンドの最後の押し安値(ラスライン)。
この赤線を含むゾーンが、押し目買いゾーンになります。
<5分足チャート>
1時間足の最後の押し安値が、赤線です。
1時間足の押し目買いゾーンで、5分足の下降トレンドは、ネックラインをブレイク。
(ラスラインもブレイク)した後
ネックラインで支えられて、反転しました。
一連のトレンド転換プライスアクションで、買いエントリー。
④5分足のトレンド、ラスライン(orネックライン)でスクイーズしてブレイク
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンド。
天井圏を形成するように、高値を切り下げています。
1時間足の最後の押し安値(白線)がブレイクされていないので、まだ上昇トレンド継続中です。
<5分足チャート>
1時間足の押し安値に、5分足の下降トレンドが到着。
5分足のラス戻り高値のラインで、ローソク足がスクイーズされた後
上ブレイクで買いエントリー。
今までは、ブレイク後の試しで仕掛けていましたが
今回は、ブレイクそのもので仕掛けています。
違いは、ブレイク前のビルドアップの有無。
スクイーズや、レンジブレイク前の揉み合い
ブレイクアウトの前に圧力が溜まっている場合のみ、ブレイクアウトで仕掛けるようにします。
これに関しては、ボブ・ボルマンの「5分足スキャルピング」を読んでいただくのが良いと思います。
初心者にもおすすめするFXの本です。
FXのプライスアクションの基本を学ぶには最適な本だと思います。
黄色矢印の仕掛けと利確の位置について
仕掛けは、5分足の波が下げきれなかったところです。
(下げようとしたが、下がらなかった)
利確は、1時間足の下降トレンドの最後の戻り高値(ラスライン)
で決済しています。
⑤5分足のトレンド、トレンドラインでスクイーズしてブレイク
<1時間足チャート>
1時間足の上昇トレンド、ラス押し安値(白線)に注目して下さい。
ここを5分足チャートで見てみます。
<5分足チャート>
1時間足のラス押し安値ラインに対して、下降トレンドラインがぶつかっています。
最終的には、下げきれずに、ローソク足が上にブレイクしたところで、買いエントリー。
これも、ブレイクアウトの前にビルドアップがあるので
ブレイクアウトで仕掛けるようにしています。
ブレイクアウトトレードには、「はらみ足」も使える
<1時間足チャート>
1時間足の上昇トレンドの押し目買いゾーンは、白枠です。
この枠内で、順張り注文を入れます。
<5分足チャート>
5分足は下降トレンド。
下降トレンドラインに沿って、ローソク足が下がってきました。
下降トレンドラインをブレイクしたローソク足は、陽線のハラミ足になっています。
はらみ足のコンビは、ブレイクアウトの強力なサインです。
ボルマンの本では、「パターンブレイクコンビ」で紹介されています。
ブレイクアウトで仕掛けるプライスアクション
このように、はらみ足もブレイクアウトトレードのエントリーに使えることが分かります。
ブレイクアウトで仕掛ける代表的なサインとして
・スクイーズ(パターンラインでローソク足が圧縮)
・揉み合い(レンジの上部や下部で小さなレンジ)
・はらみ足
が挙げられます。
トレンドラインでも1時間足のトレンドフォローは可能
今までは、水平線を使った1時間足トレードフォローを紹介しましたが
トレンドフォローは、トレンドラインも当然使えます。
<1時間足チャート>
1時間足で売りの青線、買いの赤線に挟まれた状態。
高値を切り下げている下降トレンドラインが認識できます。
(青点線)
サポートラインの赤線までは、売れる相場です。
<5分足チャート>
先程、5分足のトレンド転換で出てきたパターン。
ネックラインブレイク(スクイーズ)の転換パターンです。
水平線だけではなく、斜めの線でも、1時間足トレンドフォローは使えます。
以上が、1時間足トレンドフォローのやり方です。
続いて、1時間足の利確注文が入る場所でのトレードのやり方を紹介します。
※基本的に1時間足チャートで見た場合の仕掛けるゾーンが変わります。
5分足の転換を狙う形は同じ5パターンです。
1時間足のトレンドに逆らう方向に仕掛けるトレードです。
FT3などで十分検証し、ご自身のエントリータイミング、トレード手法を固めて下さい。
※トレード手法のページにも記載していますが、他人のトレード手法で勝つことはできません。
自分で自分のトレード手法を構築できなければ、勝てません。
1時間足の逆張りトレードもエントリーの5パターンは同じ
先程までは、損切注文が入る場所を選定していきましたが
今度は、利確注文が入る場所を選定していきます。
※前項の「他者の損切注文が入る場所」(1時間足トレンドフォロー)と比較すると、難易度が高いやり方です。
FT3で十分検証した後、実行してください。
※1時間足の逆張りトレードをする場合の注意点をまとめた記事です。
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1時間足の逆張りトレードは、トレンドラインブレイク後にエントリーする
デイトレードをするなら、1時間足を基準にしたトレンドフォローのトレードがおすすめです。 1時間足を基準にトレンドフォローしていると トレンドフォローが入る場所 つまり、「押し目買い」「戻り売り」のゾー ...
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1時間足の利確注文は、上位足の抵抗・支持ゾーンで入る
利確注文が入るのは、値が伸びた後です。
1時間足がトレンド状態ならば、上位足の節目に到着したところ。
また、ダブルトップやダブルボトムになったところを狙います。
水平線だけではなく、上位足のトレンドラインなどでも
1時間足の利確注文は入りやすいです。
1時間足のトレンドフォローと違う点
1時間足のトレンドフォローは
1時間足のトレンド方向 と 5分足のトレンド方向
が「逆」です。
5分足のトレンド転換で、1時間足のトレンド方向にエントリー
しかし、1時間足の逆張りトレードは
1時間足のトレンド方向 と 5分足のトレンド方向
が「同じ」になります。
5分足のトレンド転換で、1時間足のカウンタートレンド方向にエントリー
上位足のトレンドラインで、1時間足の利確。5分足のトレンド転換
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンド。
ですが、直上に斜めのラインが見えます。
これは、上位足の抵抗。
日足レベルで認識できる、下降トレンドラインです。
日足下降トレンドラインに、1時間足のローソク足が到達した場所を
5分足チャートで見てみます。
<5分足チャート>
5分足の上昇トレンドのラスライン(白線)を
ブレイク後の高値試しが反転したところで、売りエントリー。
このプライスアクションで、5分足の上昇トレンドが転換したと考えます。
赤線は、1時間足の上昇トレンドのラスライン。
ここをブレイクするまでは、上昇トレンド継続のため、売りポジションは一旦ここで利確します。
1時間足が上昇トレンド、5分足も上昇トレンドで同じ方向に進んでいますが
5分足の上昇トレンド転換から、売りエントリーをしています。
上位足の水平線で、1時間足の利確。5分足のトレンド転換
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンドを形成していますが
4時間足で確認すると、ダブルトップになりました。
※ダブルトップとなった抵抗線は、チャート最上部の青線です。
<5分足チャート>
4時間足の抵抗線に到達した箇所は
5分足で見ると、天井圏を形成し、ネックラインを引くことができます。
ネックラインブレイク後、ネックラインを再び試しましたが、反転下落。
ここで売りエントリーです。
ここでも、1時間足上昇トレンド、5分足上昇トレンドと同じ方向に進んでいました。
1時間足逆張り、5分足のブレイクアウト手法
ブレイク後の試しの反転を見てきましたが
今度は、ブレイク前にビルドアップがあるパターンを見ます。
1時間足トレンドフォロー同様に
トレンドライン、ネックライン、ラスラインで圧力が溜まっている箇所。
スクイーズや揉み合いなど、ビルドアップがある場合のみ、ブレイクアウトで仕掛けます。
トレンドラインでビルドアップのあるブレイクアウト(スクイーズ)
<1時間足チャート>
1時間足は下降トレンドを伴って、黄色の枠まで下落。
ここは、上位足の押し目買いゾーンなので
1時間足の利確が入る場所です。
<5分足チャート>
青点線は、1時間足の下降トレンド。
青線は、下降トレンドのラスライン。
1時間足の下降トレンドが、1時間足の利確が入る場所に到達しました。
5分足も下降トレンドですが、下降トレンドラインで、ブレイクアウトの圧力が溜まっています。
ビルドアップのあるブレイクアウトなので、トレンドラインブレイクで、買いエントリー。
ネックラインでビルドアップのあるブレイクアウト(スクイーズ)
<1時間足チャート>
1時間足は下降トレンドですが、4時間足のサポートライン(赤線)に到達しました。
<5分足チャート>
4時間足のサポートラインで、5分足の波は
底値圏を形成し、ネックラインが引けます。
(ちょうど、赤線の辺り)
このネックラインで揉み合った後、ブレイクアウトで、買いエントリー。
1時間足トレンドフォロー、トレンド発生直後にエントリーする例
最後に、1時間足トレンドフォローで、今までと違うパターンを紹介します。
◆1時間足トレンドフォローは
1時間足のトレンド方向 と 5分足のトレンド方向
が逆。
5分足のトレンド転換で、1時間足と同じ方向にエントリー。
◆1時間足逆張りトレードは
1時間足のトレンド方向 と 5分足のトレンド方向
が同じ。
5分足のトレンド転換で、1時間足と逆方向にエントリー。
次に紹介するトレードは
◆1時間足トレンド直後のフォロー
1時間足のトレンド方向 と 5分足のトレンド方向
が同じ。
5分足がトレンド転換することなく、1時間足と同じ方向にエントリーします。
1時間足が節目ブレイク。トレンド継続のフォロー
<1時間足チャート>
1時間足は上昇トレンドです。
青線は、抵抗線の節目。
この節目をブレイクすることで、1時間足のトレンドが継続します。
<5分足チャート>
青線の節目をブレイクした箇所を、5分足で見ると
ブレイク後の試し(押し)が、青線でダブルボトム(W)を形成しています。
相場は、同じ価格帯を2回試して失敗すると逆方向に動くことが多いです。
これを使ったトレード手法が
トレンド確定直後、節目で、WやMを形成したところで仕掛けるものです。
僕のブログで、セットアップの紹介するときに「×2」と記載しています。
1時間足トレンド転換。トレンド転換後のフォロー
<1時間足チャート>
1時間足の下降トレンドのラスライン(青線)に注目して下さい。
下降トレンド継続中ですが
トレンドラインの下限からは強い上昇で反転しています。
見にくいのですが、トレンドを伴う上昇です。
<5分足チャート>
下降トレンドのラスライン(青線)をブレイクした後、上昇トレンドが完成。
上昇トレンドの押し目買いゾーン(白N)で、×2を形成。
ここで、買いエントリー。
×2とは、下方向の値動きが2回失敗したこと。
WやMを、×2と表記しています。
×2は、2回失敗したところを指します。
他の例です。
<1時間足チャート>
1時間足の上昇トレンドが認識できます。
赤線が上昇トレンドのラスライン。
最後の押し安値(赤線)がブレイクされ、上昇トレンドが崩壊したところを、5分足で見てみます。
<5分足チャート>
1時間足の上昇トレンドのラスライン(赤線)をブレイク。
同じ価格帯で上昇が2回止められています。
この黄色矢印から売りエントリー。
フィボナッチを使えばトレンドフォローができる
補足事項です。
今までは、1時間足の波。
N波形をトレンドフォローに使ってきましたが、N波形以外のゾーンでも、トレンドフォローが入る場所があります。
それが、フィボナッチの50~61.8%リトレースです。
所謂、半値押しの場所です。
<1時間足チャート>
1時間足は強い上昇波が出ています。
(白い矢印が波のイメージ)
これは、白い矢印を含め上昇トレンドのN波形が認識できますので
赤枠で押し目買いを考えたいところですが
このチャートは、赤枠まで押すことなく、再上昇しています。
これが半値押しのトレンドフォローです。
フィボナッチ50~61.8%のリトレースから、トレンドフォローが入りやすい性質を利用したものです。
※フィボナッチ指数は、よく使われるインジケーターで、MT4にも揃っています。
<5分足チャート>
5分足で見ると
1時間足の押し目買いゾーン(Nの部分)まで届かず、その上で
5分足のラス押し安値をブレイクした後、安値試しが反転したところから
上昇しています。
フィボナッチの50~61.8%は、あくまでトレードするゾーンを選定するだけのものです。
選定した場所で、どうトレードするかは、個人の裁量次第です。
トレード手法まとめ
デイトレードで使える、1時間足のトレード手法を紹介しました。
もっと詳しく見たい方は、トレード手法のページを見て下さい。
トレード手法は「チャートパターン」ではなく「考え方」だと思います。
また、注意して頂きたい点があります。
決して、紹介した5分足のトレンド転換パターンだけでトレードしないで下さい。
チャートパターンという「形」だけを覚えても勝てません。
典型的なチャートパターン(W・M・ヘッド&ショルダー)をEAに学習させ
機械によるチャートパターンに基づくトレードをした結果はマイナスになるそうです。
これは、「ジャックシュワッガーのテクニカル分析」に記載されています。
5分足を使ってトレード(エントリー)して負けている人は
一度、5分足を見るのをやめることを、強く勧めます。
負けている人は、ずっと同じやり方をしているから負けているままの状態が続きます。
1時間足をしっかり見てトレードするようにしましょう。
(エントリーを5分足から15分足に変えるなど)
FXで負けている人は
FT3(FT4)を購入することを強く勧めます。
FT3(FT4)に関しても、トレード手法のページで説明していますので、そちらもご覧ください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。